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感染症も奥が深い…
感染症も奥が深い…
総診を受診する患者さんの約30%は何等かの感染症です。8月11日夕方,呼吸医内科のF先生に「カゼ症候群に抗菌薬は必要か?」というタイトルで,呼吸器感染症のLectureをしていただきました。Lemierre症候群(感染性血栓性頸静脈炎)の症例提示は衝撃的で,口が開けられないほどの咽頭痛・頸部痛は要注意です。呼吸器感系染にはペニシリン系,マクロライド系が良く,セフェム系はあまり使わないのだそうです。抗菌薬は4-5日きっちり使い,(hit and away戦法),1日だけセフェム系を点滴して返すのはあまり意味がない(むしろ耐性菌を増やす)のだそうです。カゼのウイルスとしてRSウイルス,アデノウイルス,の次にhMPV(ヒトメタニューモウイルス)が注目されているそうです。
ところで,アフリカのエボラ出血熱 ついに死者1000人を超えました。何て不気味で敵意を催す形のウイルスなのでしょう。安部公房の「日常性の壁」を思い出しました。私は,ムカデも苦手です。(安武)
2014/8/12