第27回日本病院総合診療医学会学術総会の主催によせて、安武教授よりお言葉をいただきました

第27回日本病院総合診療医学会学術総会の主催によせて、安武教授よりお言葉をいただきました

「第27回日本病院総合診療医学会学術総会を主催して」  2023年8月26日(土)~27日(日)の2日間、日本医科大学医学部教育棟・橘桜会館において第27回日本病院総合診療医学会学術総会を主催致しました。同窓会の皆様の暖かいご支援のお陰で成功裏に終えることができましたことを、心より感謝するとともに、誠に光栄に存じます。  本会は、主として病院で勤務する総合診療医(ホスピタリスト)が集い、病院総合診療に必要な知識・情報を共有するとともに、総合診療専門医の育成、地域連携、多職種連携、病院管理、診断エラーなど様々なテーマに関して議論し、教育・研究活動を通して国民の健康増進に貢献することを目的としています。 昨今、AI(人工知能)、ロボット、IoT(モノのインターネット化)、ICTの高速化(5G)、ビッグデータの利用などのさまざまな革新的な技術の進歩が著明であり、大きな時代の変革期を迎えようとしています。そこで、今回の学会のテーマを「Society5.0における総合診療」と致しました。特別講演には、グーグル・クラウド・ジャパン合同会社代表を歴任された阿部伸一氏を招き、「デジタル・AI時代の医療における人中心のテクノロジーの活用」についてご講演いただきました。Society5.0に関するセッションを5つ企画し、中でも「VRの医学教育や臨床への活用に関する特別セッション」や「臨床研究者のためのChat GPT活用術」などは今後の総合診療医の教育や臨床に非常に参考になる内容でした。 開催形式は、現地開催を基本としましたが、メイン会場はオンライン視聴を可能とし、14の教育講演とメイン会場の講演やセッションについては、9月30日までオンデマンド配信を行いました。参加登録者は844名でした。教育講演のテーマは総合診療に関する教育的なものですが、12演題は本学関係の先生方にお願いし、素晴らしい内容となりましたこと、この場を借りて心より感謝する次第です。また、医学部教育棟・橘桜会館を使用させていただいたおかげで、ポスターセッションはBigPadを用いてeポスタ―形式で行うことができました。本学の歴史や先進的な教育環境を外部の方々に知っていただく良い機会になったと思います。 同窓会の寛大なご支援と寄附に再度深謝申し上げます。我々医局員一同、救急医療・総合診療を起点に日本医科大学の発展のために尽力してまいります。引き続き、ご支援・ご鞭撻のほど宜しくお願致します。  付属病院救急・総合診療センター長 安武正弘 学会主催報告

2023/10/7

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