本日の抄読会

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安武教授の当番で、Combined Assessment of HIgh Sensitivity Troponin T and Noninvasive Coronary Plaque Composition for the Prediction of Cardiac Outcomes です。安定した狭心症疑いの患者さんに冠動脈CTと高感度トロポニンT測定を行い経過を追跡したら、プラークボリュームが多くかつ高感度トロポニンTが高い人はcardiac eventが起こる可能性が高い、という内容です。ちなみに石灰化が強くてプラーク少ない人の予後は良好らしいです。やはりプラーク安定化のためにスタチンは早めに飲み始めましょう、というところでしょうか。安武先生は、胸部CTで冠動脈の石灰化があり、狭心症状はないけどトロポニンTが弱陽性という患者さんを救急外来で見たときに、冠動脈石灰化とトロポニンT合わせて見ると何か心疾患の予測因子にならないかと思いこの論文を検索したそうです。残念ながらプラークを見ないと予測できないようですが、日常のちょっとした思いつきからいろいろ調べてみるのおもしろいですね。 imageimageimage

2015/3/12

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