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日本病院総合診療医学会学術集会@奈良
日本病院総合診療医学会学術集会@奈良
9月4日、5日奈良春日野国際フォーラムにて第11回日本病院総合診療医学会が開催されました。日本医科大学総合診療科からは、1)若林主任が、”ナーストリアージの妥当性と評価”に関して当総合診療センターのデータとアンケートの結果をもとに発表。2)田中先生が、診断に苦慮したクロストリジウム感染症に関して、3)桐木先生が、合併症に苦慮した化膿性脊椎炎に関して それぞれ症例報告発表を行いそれぞれ活発な討議がおこなわれました。
今後新たに19番目の専門医として認定される”総合診療専門医”の制度に対し、病院総合診療医=Hospitalistがいかに関与していけばよいか、今後の将来展望に関してもシンポジウムで活発な討議がなされました。プライマリケア、地域医療の崩壊を防ぐためには、地域のかかりつけ医、在宅医療システムも重要ですが、その地域の核となる医療施設の病院総合医の存在も非常に重要となってくるはずです。まだまだ小さな学会ですが、将来の希望と問題点を考えさせる会でした。
発表を終えた皆は、奈良・京都を堪能したあと、来週からまた元気に働いてくれるはずです。
2015/9/6