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34th World Congress of Internal Medicineに参加しました。
34th World Congress of Internal Medicineに参加しました。
桐木は、10月18日-22日にケープタウンで行われたWCIMで発表してきました。演題は’Nutritional Assessment in Geriatric Patients of Lower Extremity Peripheral Arterial Disease.’ で、末梢動脈疾患で足潰瘍のある患者の予後予測因子を検討したものです。ポスター貼って観光に行こうと画策していたのに、運良く(?)帰国前日午後のoral presentation of winning abstractsにアサインされてしまい、最後までいやな緊張感のまま過ごして、発表はなんとかこなしました。学会自体はけっこうおもしろくて、GMが集まってプライマリケアの最新の知見を共有しましょう、という趣旨みたいです。したがってこむずかしい遺伝子治療やがん治療最前線のようなトピックは皆無で、例えば肥満人口の増加、高齢者のpolypharmacy、フレイル、多剤耐性菌、結核、AIDSなどなど。医学教育のセッションでは、「generalistが社会から求められているにもかかわらず、みんな自分の専門領域しか見ない」と嘆く声多数…全世界どこも悩みは同じ。次回は2020年カンクン、場所の選択が絶妙な学会です。
2018/10/26