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タイトル
スタッフ日記
総診Lecture Series 第1弾「頸部外傷…」
7月28日月曜日13時~,“総合診療センターLecture Series”を行いました。第一回目の演者は川井真センター長で,タイトルは「頸部外傷における:正常と異常」でした。スタッフ,研修医,専修医,参加で頸部外傷患者を診るうえでの理学所見のとりかた~画像診断の読影まで基本的な知識を講義していただきました。特に,事故がらみの症例の診断書の書き方の注意点が印象にのこりました。医学的なことだけを記載することが重要で,治療見込み期間はせいぜい2-3週間が適当だそうです。
Lectureに際し,野菜の差し入れがあり,JAお墨付きの新鮮な生野菜を堪能しました。生で食べれるカボチャには驚きました。。。
今後,定期的にLectureを行い,総診スタッフはじめ研修医,専修医のレベルアップを図ります。明日は,17:30より私が急性冠症候群を見逃さないためのコツを講演予定です。よろしくお願いします。(安武)
2014/7/28
7月24日の抄読会
2014年7月24日の抄読会は、2年目研修医野田先生の当番で
Thrombolysis for pulmonary embolism and risk of all-cause mortality, major bleeding, and intracranial hemorrhage: a meta-analysis. Chatterjee S et al.JAMA. 2014 Jun 18;311(23):2414-21.
でした。循環動態が安定しているPTE患者に血栓溶解療法は是か非か、というテーマのmeta-analysisです。結論としては、右心不全がある人には血栓溶解療法をやったほうが生命予後がよいですが65歳以上で大出血イベントが増えるそうな。右心不全の定義が各ペーパーでまちまちなのも気になるところです。総合診療科ではsubmassive PTEを見つけることが結構多いので、治療法の選択は気になります。「TRのpressure gradientがいくつ以上だと血栓溶解療法をやったほうがいい」ていうような基準が設定できれば理想ですね。
abstractはこちら
2014/7/24
糖尿病勉強会
7月22日の抄読会
本日の抄読会は、竹之内先生の当番で
Atrial Fibrillation in Patients with Cryptogenic Stroke
David J. Gladstone, M.D., Ph.D et al. N Engl J Med 2014; 370:2467-2477June 26, 2014DOI: 10.1056/NEJMoa1311376
でした。脳卒中やTIAと診断された人に最長30日間心電図モニタリングをしたら、16%の人に30秒以上の心房細動が見つかった、複数回のホルター心電図検査群は3%、という結果でした。脳卒中やTIAはかくれAFが多い、ちゃんと次の発作の予防策を考えましょう、というtake home messageです。
ワーファリン以外の抗凝固薬が時代を席巻しています。安全に効果的に使えるよう勉強しましょう。抄録はこちら
2014/7/22