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タイトル
スタッフ日記
夏野菜カンファレンス
6月16日午後、川井先生が仕込んだおいしい夏野菜を食べながら、荒木先生が最近発表した論文のレクチャーを受けました。タイトルは「Human Pyramid-Related Injury to Children in Physical Education」でした。体育の授業や運動会で人間ピラミッドを作った経験がある人、少なくないと思います。いまどきの人間ピラミッドは立体化、高層化しているようです。荒木先生は9件の「人間ピラミッド崩落事故」を解析したうえで、人間ピラミッドを安全に行う指針が存在しないことに警鐘を鳴らしています。私たちも、荒木先生のように日常診療の中の「気付き」を医学的、理論的に検討し、新しい知見を発信できるよう努力しましょう。
2015/6/19
専修医募集要項を更新しました。
2016年度版専修医募集要項を更新しました。こちらページの、「後期研修」の下にあるアイコンからダウンロードしてお読みください。
2015/6/15
5月21日の抄読会
本日の抄読会は若栗先生の当番で、Digoxin in patients with arterial fibrillation and adverse cardiovascular outcomes: a retrospective analysis of the Rivaroxaban Once Daily Oral Direct FactorXa Inhibition Compared with Vitamin K Antagonism for Prevention of Strock and Embolism Trial in Arterial Fibrillation (ROCKET AF). The Lancet online first http://dx.doi.org/10.1016/S0140-6736(14)61836-5 でした。ROCKET AFという有名なスタディーの登録患者さんで、ジゴキシンの使用について後ろ向き検討をしています。心房細動患者でジゴキシンを使用している患者は、使用していない患者より総死亡、血管疾患死、突然死のリスクが高かった、入院率は同じだった、という結果です。患者背景を見るとジゴキシン群は心不全や糖尿病、persisitant AFの割合が多かったりと、そもそもベースが悪い人たちがジゴキシン飲んでいるのでは、と思ってしまいます。しかし今後無作為化試験を行って、同じような結果が出たら「心機能不良高齢者のrate controlはジゴキシン」という”常識”がひっくりかえるかもしれませんね。





2015/5/21
総診パーティ
4月30日の抄読会
4月30日の抄読会は田中先生の当番で、Comparative Study of the Treatment Outcomes of Osteoporotic Compression Fractures without Neurologic Injury Using a Rigid Brace, a Soft Brace, and No Brace. J Bone Joint Surg Am. 2014 Dec 3;96(23):1959-66. doi: 10.2106/JBJS.N.00187.でした。腰椎圧迫骨折後は硬性コルセットがいいのか、軟性コルセットがいいのか、はたまた何もつけないほうがいいのか、歩行可能距離や痛みの程度、社会生活への影響をスコア化して比較したものです。お察しの通り結果は3群間で有意差なく、一長一短です。60人程度のスタディなのでここから結論を導くことはできませんが、まあ臨床の実感として、コルセットつけたほうがいいかどうかは人それぞれかな…個人的には、より使い勝手の良いコルセットの開発を期待してます。









2015/5/3