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スタッフ日記
第18回病院総合診療医学会学術総会
第15回そうしん谷根千カンファレンス
1月17日に、第15回そうしん谷根千カンファレンスをおこないました。今回のテーマは皮膚です。症例検討は桐木が、皮疹、筋力低下と微熱を主訴に来院した高齢男性の症例を発表しました。皮膚筋炎で胃がんがみつかった、というストーリーです。内科で皮膚のトラブルを相談されることは少なくありません。内臓疾患が隠れているかも、と意識することが重要だと学びました。後半のレクチャーは皮膚科の佐伯教授が、「Generalistに役立つ皮膚疾患の診方」というタイトルで、皮膚病変の評価のしかたや治療法のアプローチを限られた時間で詳しく教えていただきました。参加者は41人で、初めて来ていただいた先生も多数ご参加いただき、活発な意見交換ができました。皮膚疾患について知りたいニーズが高いことがわかりました。
2019/1/18
忘年会
内科学会地方会で福永先生が発表しました。
若栗先生より、第645回内科関東地方会の報告です。
当科の病棟研修で受け持った症例について福永先生に報告してもらいました。旅行歴とJarisch-Herxheimer反応を契機に診断しえたレプトスピラ症の一例です。近医より原因不明の発熱、炎症所見高値の精査目的で紹介となり、当科の出川先生がたまたま夏季休暇で八重山諸島を旅行してきた際に、現地でレプトスピラ症の集団感染を耳にして鑑別疾患に挙げてくれた事、福永先生の詳細な旅行歴を含んだ問診や抗生剤投与後のショックの原因を追究した結果、確定診断に至りました。
福永先生は本日、CCUの当直明けでしたが、当直明けとは思えない程しっかりとした発表でした。質疑応答もほぼ完璧でした。
2018/10/28
34th World Congress of Internal Medicineに参加しました。
桐木は、10月18日-22日にケープタウンで行われたWCIMで発表してきました。演題は’Nutritional Assessment in Geriatric Patients of Lower Extremity Peripheral Arterial Disease.’ で、末梢動脈疾患で足潰瘍のある患者の予後予測因子を検討したものです。ポスター貼って観光に行こうと画策していたのに、運良く(?)帰国前日午後のoral presentation of winning abstractsにアサインされてしまい、最後までいやな緊張感のまま過ごして、発表はなんとかこなしました。学会自体はけっこうおもしろくて、GMが集まってプライマリケアの最新の知見を共有しましょう、という趣旨みたいです。したがってこむずかしい遺伝子治療やがん治療最前線のようなトピックは皆無で、例えば肥満人口の増加、高齢者のpolypharmacy、フレイル、多剤耐性菌、結核、AIDSなどなど。医学教育のセッションでは、「generalistが社会から求められているにもかかわらず、みんな自分の専門領域しか見ない」と嘆く声多数…全世界どこも悩みは同じ。次回は2020年カンクン、場所の選択が絶妙な学会です。
2018/10/26