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スタッフ日記
第13回そうしん谷根千カンファレンス
7月26日に恒例の「そうしん谷根千カンファレンス」が開催されました。今回の症例は、呼吸困難で搬送された、ぜったい心不全か肺塞栓でしょ、と思っていたら血管内リンパ腫だったという80歳女性の症例でした。レクチャーは血液内科出身、総合診療科医局長の兵働先生が「検査値異常からみる血液疾患」のテーマでお話しして下さいました。総合診療科には、自覚症状は全くないか乏しくて、定期受診の検査で異常値が続いている、という人が紹介されてやってきます。一過性だったり病的意義がないことが多いのですが、ときどき血液疾患や自己免疫疾患の初期の初期を見ていることがあります。兵働先生は異常をすくい上げる技術が高くて、ちょっとしたデータの異常を深く掘り下げ、確定診断を導くので私たちはいつも勉強させてもらっています。
2018/7/31
第13回東京総合診療カンファレンス
7月20日金曜日に、新百合ヶ丘で「第13回東京総合診療カンファレンス」が開催されました。聖マリアンナ、東邦、順天堂と日本医大の総合診療科が持ち回りで1年に2回行なっている症例検討会です。今回の発表は聖マリアンナの研修医の先生と、日本医大からは三枝先生でした。聖マリアンナは尿閉を主訴に来院した中年女性で、診断はSLEでした。末梢神経障害が前面に出たSLEです。尿閉の原因疾患にSLE…思いつかないですよね。研修医の先生の発表はお上手で、優秀な研修医がいることがうらやましかったです。当院からは呼吸困難を主訴に来院した高齢女性の症例で、診断は血管内リンパ腫でした。診断にはかなり難渋した症例です。活発なディスカッションができて、とても有意義な時間を過ごしました。次回も楽しみにしています。
2018/7/31
第9回プライマリ・ケア連合学会学術集会
若栗先生から、プライマリ・ケア学会の参加報告が届きました!
6月16日・17日に津で開催されたプライマリーケア学会に参加しました。
1日目は、出川先生と若栗の発表で、出川先生は、学会渡航後の発熱を主訴に来院し、輸入感染症かと思いきや、結節性多発動脈炎の診断に至った症例。若栗は、下肢に生じたレミエール症候群の亜型について発表しました。活発な議論が交わされ、中身の濃い時間を過ごしました。その後、松阪市で松阪牛の焼肉を小原先生も交えて楽しみました。地元にしか出回らない、松阪牛のホルモン、、、絶品でした。
2日目は、大学総合診療科主体のインタレストグループに参加。インタレストグループとは、一つの話題に対し、プレゼンテーターが数人話して、あとはフロアから質問するような感じです。シンポジウムを少人数でやるようなもんです。日本医大も、機会があれば、来年も是非来てくださいとの事でした。
2018/6/18