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スタッフ日記

10月8日の抄読会

小原先生の当番で、Perioperative Bridging Anticoagulation in Patients with Arterial Fibrillation. NEJM 2015; 373: 823-33でした。 心房細動に伴う、脳血栓塞栓症に対して、広く抗凝固療法がおこなわれています。手術の際は、抗凝固薬の中止、Heparin brigeを行いますが、その妥当性安全性に関しては一定の見解はありません。 今回のNEJMの論文では、afに対しWarfarin使用中の患者に手術・手技を行う際に、Heparin bridgeを行った群とプラセボ群を比較したところ、血栓性のリスクには変わりなく、Heparin bridgeを行った群の方が、明らかに出血性のリスクが高いという結果でした。抗凝固の継続方法に関しては、NOACも含め今後さらなる検討が必要です。 抗凝固を行っている患者における様々な状況(手術、外傷・出血、悪性腫瘍の合併;特に化学療法施行時)、ADL・認知の悪化を認めた高齢者)に対し、抗凝固療法をどのような形で行っていくべきか、判断が求められてくる時代になってくると思います。抗凝固療法(特にNOAC)の素晴らしい効果に関しては、今や語りつくされた感すらありますが、今後は、負の部分とも戦っていかなければなりません。そして、問題は、そのような負の場面に遭遇するのは、必ずしも抗凝固を行っている循環器医ではなく、救急医であり、プライマリケア医であることです。 image image image

2015/10/11

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8月の救急がんばった賞

7月の、第1回救急がんばった賞の1位は若栗先生でしたが、8月の1位は小野寺直子先生でした。総合診療科は最近日本全国に広まってきていますが、救急のセットや内科と外傷を一か所でみる、うちのようなスタイルは珍しいようです。一次、二次救急ですからめまいや軽い交通事故がほとんどで、救命センターと比べて地味ではありますが、なるべくお引き受けしてたらい回し防止や、救急車有効活用の一助になるとよいと思ってます。小野寺先生もらった金一封は何に使うんでしょうね…
顔出しはNGだそうです。

顔出しはNGだそうです。

2015/10/5

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10月1日放射線科合同カンファレンス

今回も町田先生が講師です。 今回のテーマは2か所以上に軟部陰影を認める症例を2例講義していただきました。 悪性疾患であった場合原発巣をどこととらえるべきか、良性疾患であった場合何を考えるべきかなど様々なディスカッションが行われました。 典型的な症状をとらなかった急性膵炎や、驚愕な食道裂溝ヘルニアなどのCT画像も講義していただき、皆で症例を共有することが出来ました。image

2015/10/4

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トリアージカンファレンス

9月28日、はじめてのトリアージカンファが開催されました。実際に救急外来でトリアージを担当する看護師さんたちが中心の会です。特に、トリアージがアンダーになった症例(ナーストリアージより診察終了時の重症度評価が高かったケース)に関してその原因 、ピットフォールについて検討を行いました。呼吸数がきちんと評価されていない例があること、救急隊到着時と病院到着時のバイタルの違い、救急隊により酸素投与されている症例の扱いなど 現実的かつ重要な点が問題提起されました。
教授もひるむ鋭い指摘を繰り出す若林主任

教授もひるむ鋭い指摘を繰り出す若林主任

2015/9/30

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Dr. Gautam’s Lecture予定

総合診療科客員教授、Dr. Gautamのレクチャーが下記のスケジュールで行われます。研修医がプレゼンする症例をベースに、Dr. Gが問診のコツ、身体所見や検査の解釈などつっこみを入れてくれる(もちろん英語で)interactiveなレクチャーです。内容自体はベーシックかつシンプルで、複雑なことはなにもないのですが英語になるとなかなかね…英語brush upしたい院内の先生方、ふるってご参加下さい。 10月1日(木)12:00-15:00(昼食持込可) 10月8日(木)15:00-18:00 10月23日(金)15:00-18:00
日本語ペラペラです。

日本語ペラペラです。

2015/9/29

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