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スタッフ日記
放射線カンファレンス
第3回そうしん谷根千カンファレンス
1月28日に同窓会館橘桜ホールにて、第3回そうしん谷根千カンファレンスが開催されました。今回のテーマはめまい。前半の症例検討は若栗先生がプレゼンテーション、田中先生がファシリテーターで、「突然のめまいで救急搬送された74歳男性の一例」を紹介しました。このカンファレンスの症例検討は、途中でスライドを止めて会場の先生たちに「問診で他に患者さんに聞きたいことは?」「提示された以外に知りたい身体所見は?」などの質問を投げかけ、適当に発言してもらうというinteractiveなスタイルでやっています。今回は、参加した先生方から積極的な発言がありました。さすがベテランの先生方、鋭いコメントばかりで私たちも勉強になりました。後半は神経内科木村和美教授より、「問診でわかる「めまい」の鑑別」のご講演を頂きました。めまい、奥深いですね。中枢神経の疾患と鑑別が難しいです。クリニックの先生方もやはりお困りのことがあるのでしょう、今回のカンファレンスは前回の倍、40人超の参加がありました。関心の高さが伺えます。質疑応答も盛り上がりました。木村先生からのtake home messageは、注意が必要なめまい「・発作が初めて・5分以上続く・歩けない・手足のしびれ・複視・後頚部痛・心房細動」とのことでした。ポイントを押さえた問診をして、すばやくしっかり身体診察をして、あやしいと思ったら神経内科へ!
2016/2/1
今日の抄読会はコーヒーがテーマ
本日の抄読会は消化器内科小杉先生の当番で、Coffee Intake, Recurrence, and Mortality in Stage III Colon Cancer: Results From CALGB 89803 (Alliance) Journal of Clinical Oncology, 33(31), 3598-3607.でした。stage III 大腸がん治療後の患者953人のうち、日常的にコーヒーを飲む人とハーブティーやカフェインレスコーヒーしか飲まない人を比べてがん再発と死亡に差があるかどうか検討したスタディです。結果は、コーヒーは大腸がん再発率や死亡率の低下と関連がありそうだ、ということでした。これは質問票ベースのスタディで、コーヒーを飲む群と飲まない群にランダムに分けたものでないため、がん患者さんの再発予防として自信を持ってお勧めするわけにはいかなそうですね。でも少なくともコーヒー好きの大腸ガン患者さんに、コーヒー飲んでもいいですよ、と言ってあげられるかなと思います。コーヒー、赤ワイン、チョコレート…百薬の長はいったいどれなんでしょう?
2016/1/14
本日の抄読会
本日の抄読会は桐木の当番で、Neighborhoods, Obesity, and Diabetes — A Randomized Social Experiment. N Engl J Med 2011; 365:1509-1519October 20, 2011でした。貧困地域から中流地域に引越しさせた群とそのまま貧困地域に住み続けた群では前者が肥満と糖尿病が少なかった、という社会実験の論文です。対象として選ばれた貧困地域に住む子供がいる人が4498人で、そのうち女性だけでバックグラウンドを見ると黒人またはヒスパニックのシングルマザー、BMI30以上がほとんどを占めています。貧しくて食べ物が買えない、という時代は終わり、貧しいと健康的な食生活ができないから肥満、という時代が来ました。日本もそろそろ、他人ごとではありません。
2015/12/10
総診忘年会
12月8日に総診の忘年会が開催されました。いつもどおり上野の高級マンションの最上階パーティールームで、豪華ケータリングと高級ワイン、兵働先生お手製ローストビーフなどそこらへんのレストランよりかなり気の利いた品揃えでした。みなさん今年一年ありがとうございました。
2015/12/10